日本には、何頭ぐらい馬がいるのでしょうか?
こんにちは、うま博士(見習い)です。
日本にいる馬の頭数は、農林水産省発表の資料によると、一昨年の平成26年は 73,977 頭でした。
これを十・二十年前と比べると、それぞれ、平成16年は 99,607 頭で、平成6年は 122,410 頭でした。
これらから、10年間毎に、2万数千頭ずつ、この20年で5万頭近く減ってしまっていることがわかります。
馬といっても、色々な種類の馬がいます。
そこで、馬の種類別の頭数を調べました。
年次 | 軽種馬 | 農用馬 | 乗用馬 | 小格馬 | 在来馬 | 肥育馬 | 合計 |
H 6 | 72,484 | 28,397 | 10,108 | 3,446 | 7,955 | 122,410 | |
H 16 | 53,031 | 13,576 | 13,705 | 1,602 | 2,294 | 12,399 | 96,607 |
H 26 | 40,720 | 5,880 | 15,475※ | 417 | 1,817 | 9,081※ | 73,977 |
※は参考以前のデータと連続性のない参考値とのこと
馬の種類について、簡単に説明すると、以下のようになります。
軽種馬・・・競走用のサラブレッド系・アラブ系・アングロアラブ系およびそれらの近親系列
農用馬・・・ばんえい競馬や農耕に用いられたりする体の大きい馬、重種馬ともいう
乗用馬・・・乗馬用の馬
小格馬・・・ポニーなどの体高の低い馬
在来馬・・・北海道和種・木曽馬・御崎馬・対馬馬・野間馬・トカラ馬・宮古馬・与那国馬
の日本固有の8種類の馬
肥育馬・・・食用の馬
表から明らかな通り、乗用馬を除く全ての馬が減って来ています。
特に、農用馬は20年前の1/5以下になってしまっています。
軽種馬も3万頭以上も減少しています。
全体では、この20年間で40%以上も減少しています。
このように、日本の馬の頭数は大きく減少しています。
一方で、乗用馬は1万頭から1万5千頭と増加しています。
これは、乗馬人口が増えている可能性があることを示すものです。
僕は、この急激な馬の頭数の減少が、なんとか止まって欲しいと願っています。
そして、乗用馬のように増加することで、少しでも多くの人が馬に触れる機会が出来れば嬉しいですね。