以前に日本の馬の頭数について紹介させて頂きました。

では、あなたが想像する、馬が沢山いる国はどこでしょうか?

 

こんにちは、「馬がいっぱいいる国に旅行したい~!」と現実逃避しているうま博士(見習い)です。

 

馬が多い国として候補に挙がりそうな国は、モンゴルとかアメリカとかイギリスでしょうか?

 

農林水産省畜産振興課の資料によると、2013年の馬飼養頭数で一番多いのはアメリカで、その数は1,035万頭です。

次いで、メキシコの635.6万頭、中国の633.7万頭、ブラジルの543.7万頭、アルゼンチンの362万頭、ロシアの137.8万頭の順です。

圧倒的にアメリカ大陸、それも南アメリカ大陸に馬飼養頭数が多いのです。

 

想像通りだったあなた、おめでとうございます。

僕は、アメリカやヨーロッパが多いと思ってました。

全然、うま「博士」からはほど遠いですね、う~ん・苦笑。

 

では、馬の飼養頭数はどう変化しているか?についても簡単に説明します。

ここ15年間程(2013年統計)は、世界の馬の頭数は5,600万強~6,000万弱の間で推移しており、大きな変化はありません。

日本や中国、ロシアでは馬の頭数が減少しています(約3割)。

(日本では、1998年 111,330頭、2013年 74,302頭)

前述の南米の国やフランス・ドイツではこの15年間、馬の頭数の大幅な増減はありません。

アメリカ・イギリスでは馬の頭数が増加しています(約2倍程度)。

 

ここで、先進国の人口に対する馬の頭数の比率を考えてみると、

2013年における先進国の人口と馬の頭数はそれぞれ、

アメリカ(31,670万人/1,035万頭)・イギリス(6,410万人/39.5万頭)・フランス(6,603万人/140.8万頭)・ドイツ(8,062万人/53.0万頭)・日本(12,730万人/7.4万頭)です。

人口に対する馬の頭数の割合はそれぞれ、

アメリカで約30人に1頭で、イギリス・フランス・ドイツは約150~160人に1頭です。

日本は約1700人に1頭なので、他の先進国と比べて大幅に少ないことがわかります。

 

これはシビアな結果が出ましたね~。

アメリカの約1/50、イギリス・フランス・ドイツの約1/10ですか。

馬文化の違いを明確化された気分で、正直悔しいですね。

 

 

人類の人口が約73億人なので、馬の飼養頭数は約 1/120 ですか、人間って多いですね・笑。

(1802年・約10億人、1927年・約20億人、1987年・約50億人)

ちなみに、他の動物はというと、おおよそ牛15億・羊11億・豚10億・山羊8.6億・飼い猫6.3億・飼い犬4.6億です。

もう、これら著名な哺乳類の数を全部足しても人間の人口に足りないのですか・・・。

凄いことになってますね。

本当に少子化とか言ってもいいのでしょうかね~?少し疑問が湧いてきます。

世界に目標人口とかあるのでしょうかね?

このままでは、地球温暖化まっしぐらでしょうか?

人間も経済みたいにバブルにならなければいいのですが・・・。

こういう難しい問題は、将来の展望が凄い政治家さんとかお偉いさんに考えてもらいましょう。

退散~。←あっ、逃げた。(すみません・笑)

 

色々調べていると、普段は気付かない事実が見えてきて面白いですね。

きっと、あなたにもハッとする事実があったのでは?

(もしそうなら、嬉しい限りです。)